ファインフーズ「ソフトサラミスライス、ロースハム」|2026/04/24 リコール情報
食料品2026年4月24日

ソフトサラミスライス(ボロニアソーセージ)およびロースハム(チョップドハム)に関するリコール情報(2026/04/24)。不具合の概要、対象範囲、確認方法、対応手続き(無償修理・回収・交換・返金)を分かりやすくまとめました。

ソフトサラミスライス(ボロニアソーセージ(スライス))ロースハム(スライス)(チョップドハム(スライス)) のリコール情報(2026/04/24 発表)

出典:消費者庁 リコール情報(公式ページ

東京都多摩地域を中心に流通していた食肉加工品において、極めて深刻な法令違反が発覚しました。株式会社ファインフーズが製造・販売した「ソフトサラミスライス」および「ロースハムスライス」について、賞味期限の不適切な書き換えやアレルゲン表示の欠落が確認され、現在、自主回収(返金対応)が進められています。

今回の事案は、単なるラベルの貼り間違いといった過失ではなく、意図的な期限の延長というコンプライアンスに関わる重大な問題を孕んでいます。特に対象地域のご家庭や、施設を利用された方は、お手元の製品や過去の喫食状況を至急ご確認ください。

1. 概要(まず何が起きているか)

  • 発表日:2026/04/24
  • 対象カテゴリ:食料品
  • 不具合の概要:返金対応 回収理由:賞味期限の不適切な延長(ラベル貼り替え)、アレルゲン表示(小麦、大豆、豚肉)の欠落。

今回のリコールの最大の懸念点は、賞味期限の表示が「科学的根拠なく不適切に延長されていた」ことです。具体的には、仕入れた冷蔵品を自社で冷凍品として扱う際、科学的な裏付けがないまま、本来の期限を大幅に延ばしたラベルを元の表示の上に貼り付けて販売していたという極めて不適切な実態が判明しました。これは消費者の信頼を根本から裏切る行為であり、本来の品質保持期限を超えて喫食してしまうことで、食中毒などの健康被害を引き起こすリスクが否定できません。

さらに、本来表示されるべきアレルゲン(小麦・大豆・豚肉)の記載も欠落していました。これらに対してアレルギーをお持ちの方が誤って口にした場合、アナフィラキシーショックを含む重篤な症状を呈する可能性があり、非常に危険な状態です。

なお、2026年4月30日時点において、本件に起因する健康被害の報告は寄せられていません。

参考情報(詳細原文の要約) 商品名:①ソフトサラミスライス、②ロースハムスライス短冊。賞味期限:①26.7.11。令和8年4月21日までに販売したもの。販売地域:多摩地域(立川、東村山、福生、小平、練馬)の計6施設


2. 対象範囲(あなたの製品は対象?)

今回の対象製品は、主に東京都多摩地域の施設向けに販売されていた業務用・施設用の製品です。ご家庭の冷蔵庫に直接パッケージがある場合だけでなく、お弁当や惣菜、あるいは給食や飲食店での食事として提供されていた可能性があります。

  • 対象製品名:ソフトサラミスライス(ボロニアソーセージ(スライス))ロースハム(スライス)(チョップドハム(スライス))
  • 対象期間・識別情報・販売実績
    • ①ソフトサラミスライス(ボロニアソーセージ)
      • 識別:賞味期限「26.7.11」のもの
      • 販売数量:102.4kg(計5施設へ販売)
    • ②ロースハムスライス短冊(チョップドハム)
      • 識別:令和8年(2026年)4月21日までに販売されたもの
      • 販売数量:12.5kg(計1施設へ販売)
      • 注意点:この製品は、名称や保存方法等の表示ラベルが一切貼られていない状態で販売されていました。
    • 共通の販売地域:東京都 立川市、東村山市、福生市、小平市、練馬区の各施設

かんたん照合ステップ(3つ)

  1. 製品ラベルの賞味期限を確認 お手元にパッケージがある場合は、裏面などのラベルを確認してください。特に「26.7.11」という印字がある場合、今回の回収対象である可能性が極めて高いです。
  2. ラベルの状態をチェック ラベルが二重に貼られている形跡がないか、不自然な貼り替え跡がないかを確認してください。なお、製品②についてはラベルそのものがない場合があります。
  3. 一致したら使用中止 → 次の「対応手続き」へ 対象製品であること、またはその疑いがある場合は、絶対に口にせず、直ちに廃棄するか、下記の対応手続きに従ってメーカーへ連絡してください。

3. 対応手続き(無償修理・回収・交換・返金)

製造元である株式会社ファインフーズでは、対象製品の自主回収と返金対応を行っています。現在、販売先に対しては直接の電話連絡(架電)による周知と回収の依頼が進められています。

  • 対応区分:返金対応
  • 費用:通常は事業者負担
  • 手続きの流れ(例)
    1. 連絡: 下記の消費者庁公式ページに記載された窓口、または販売元へ連絡してください。
    2. 回収: 対象製品が残っている場合は、送付または引き取りの手配を行います。
    3. 返金: 確認後、製品代金の払い戻しが行われます。

公式窓口/詳細:消費者庁の当該ページ


4. 安全上の注意(重要)

  • アレルギーをお持ちの方へ: 小麦、大豆、豚肉のアレルギーがある方は、対象製品を絶対に摂取しないでください。成分表示がない状態で販売されていたため、知らずに摂取してしまうリスクがあります。
  • 健康被害の恐れ: 賞味期限が不適切に延長されているため、見た目や臭いに変化がなくても、細菌が繁殖している可能性があります。直ちに使用を中止し、絶対に食べないでください。
  • もし摂取後に体調に異変を感じた場合は、速やかに医療機関を受診してください。

5. 安全な代替・後継製品(任意)

ハムやソーセージは日常的に利用される食材だからこそ、信頼できるメーカーの製品を選びたいものです。今回の事案を受けて、改めて品質管理体制が確立されている大手メーカーの製品を検討することをお勧めします。

  • 日本ハム(NH Group): 「シャウエッセン」などで知られる国内最大手。徹底した品質管理と、独自の安全基準(ニッポンハム・グループ品質保証システム)で運用されています。
  • 伊藤ハム: 「アルトバイエルン」などが人気。原材料の調達から製造まで、厳しいチェック体制を敷いています。
  • プリマハム: 「香薫」シリーズなど。HACCPに基づいた高度な衛生管理を行っている工場で生産されています。

これらの大手メーカー製品は、アレルゲン表示の徹底はもちろん、賞味期限についても厳格な科学的検査に基づき設定されています。


6. 参考情報・出典

(画像) 対象製品参考画像

編集部コメント

今回のファインフーズによるリコール事案で最も衝撃的なのは、賞味期限の「ラベル貼り替え」が行われていたという点です。これは食品を扱う企業として、あってはならない倫理観の欠如と言わざるを得ません。

特に注目すべきは、販売先が「多摩地域の施設」となっている点です。これには学校給食、保育園、高齢者施設、あるいは地域の飲食店などが含まれている可能性が高いと考えられます。こうした施設では、消費者が直接パッケージを目にすることがないため、自分が「期限を偽装された製品」や「アレルゲン表示のない製品」を食べていることに気づく術がありません。

立川市、東村山市、福生市、小平市、練馬区といった地域にお住まいの方、あるいはこれらの地域の施設を利用されている方は、施設側からの通知がないか、また体調に不安がないか、改めて注意を払ってください。食の安全は、提供する側の良心に委ねられている部分が大きいからこそ、こうした事案に対しては厳しい目を向けていく必要があります。

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